TOP

#伝統工法

大工は腕を売る仕事
-民家を再生する大工-

プロフィール

船田 慎人(ふなだしんいち、44歳、大工歴24年)

従来から行われてきた木造住宅の家づくりの工法である在来工法で、家の躯体となる木材同士をつなぐ継ぎ手の切り込み作業も、1本ずつ手作業で行います。あらかじめ継ぎ手が加工された部材を扱うプレカット工法が主流の今日ではすっかり珍しくなった作業工程のひとつです。

大工は腕を売る仕事。手間をかけてきちっと家をつくるのが私たち誇りです。しかし今は無垢の木材ではなく集成材を使うことも多く、新しい工法も覚えなくてはならない。幅広い技術を持って何でもこなせないと一軒の家を建てられません。

うちは手作業が多い現場なので、日本に古くから伝わる伝統工法の技術が残っているほうですが、それでも民家の構造を見たり、解体や再生に携わると、昔の技術はすごいなと感じますし、とても勉強になります。また現場では年配の大工と一緒に仕事ができるので、その豊富な経験と知識を学べることがありがたいですね

最新の工法でも民家再生でも、必要なのは技術と経験。先人が培ってきた伝統の上に現代のニーズに適応した技量を積み上げ、どんな仕事がきても「腕」で応えられるようにと、日々研鑽を続けています。

#

ハッシュタグから
覗いてみよう

ひとつでも当てはまれば、
夢をかなえてみませんか?