目標は実家を自分の手で建て替えること
プロフィール
水島 州人さん
1999年3月28日、東京都府中市生まれ。東京都立田無工業高等学校卒後、2017年4月、岡庭建設株式会社(東京都西東京市)入社。工事/大工チーム・チーフ。
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①大工のすべてが輝いて見えた
ものづくりが好きで、高校では建築科に進みましたが、大工になろうとは思っていなかった水島さん。学校の実習で大工と一緒にものづくりをして、心が決まった。

高校3年の時です。実習で大工さんと棚や階段などを作りました。その時、大工さんの道具、それを使う手際など、すべてが輝いて見えたんです。かっこよかった!それで、自分も大工になるんだと決めました。
②お施主さんとのコミュニケーションは大事
入社して4年半くらいから棟梁として仕事をするように。戸建て住宅を年間4、5棟手掛け、棟梁としてはこれまで7棟携わりました。
ほぼ毎週のように現場に来ていただいたお客さんがいらっしゃいました。要望を言っていただき、相談しながら楽しくやらせていただいた。仲良くなると、差し入れなどもしていただきました。
図面を見て、それに従って作るのは当たり前。お客さんと話し合うことで、図面だけではわからないお客さんの思いが見えてきます。なので、お客さんとのコミュニケーションは大切にしています。
③休日は実家のリフォーム

日曜日は、実家が近いので、戻ってリフォームをしています。家が古いので、両親から頼まれて少しずつやっています。床の張替えだったり、壁のクロスの張替えだったり。外壁のところに付いている戸袋を取り替えたりもしました。
両親はすごく喜んでくれる。やりがいはありますね。もう次を頼まれています。今度は庭の植栽の近くにデッキや囲いを作る。仕事では新築ばかりやっているので、たまにそういう細かいリフォームっぽいのをやるのはすごく楽しい。
自分のアパートで使っている本棚、机、ベッド、食器棚などは、仕事で出た端材を捨てずに活用して、全部自分で作りました。
能登半島地震が発生し、会社からの派遣で、木造応急仮設住宅の建設の支援に行ってきました。

完成するのを待っている被災者の方がたくさんいらっしゃった。大変な部分もあるんですけれど、とにかく早く作らないといけない。
大工さんや業者さんが大勢来ていて、その人たちとコミュニケーションをとったり、段取りを相談したりと、これまでとは違う経験をし、勉強になりました。
④現場は毎回大変だけど、それ以上に達成感と充実感がある
水島さん、大工になって街の建物も気になるようになったとのことです。
ここの納まりはどうなっているのかなとか、材料は何を使っているのかなとか。いつも意識して他の建物を見て、勉強しています。
※納まり=仕上がり具合や各部材の取り付けた状態の見栄え、完成度等のこと。

現場は毎回毎回大変なので、それをこなして終わった後はすごく達成感というか、充実感に満たされますね。
また、自分が手掛けた家の前を通ると、大事に使ってくれているな、大事に住んでくれているなと思える。それはやりがいでもあります。たまにそこでお客さんと会ったりして、いい感じで住んでいるよとか言葉をいただくと、やってよかったと思います。
新人の時、材料の重さに最初すごく面くらいました。今まで使っていた力じゃない力の使い方をするので、大変だった。でも、何回も運んだりしていると、自然とそれに必要な力がつくというか、力の入れる場所がわかるという感じですね。経験が大事なんだと思います。
ほかには、親方のこれやれあれやれという指示に対して、自分がこうしたいああしたいということがあったので、そこの食い違いは大変でつらかったですね。
夢は、お客さんから指名されて、自分が会社をどんどん盛り上げられるようになること。もう自分で一棟建てられるので、30歳くらいまでにそうなっていたいですね。
また、祖父と両親が住む家を自分の手で建て替えたい。こちらは30歳代前半くらいまでに実現したい。
⑤やり続けると、できることが増えて楽しくなる
水島さんは、建築学科の高校生に対して、学校で学んだものとは違う世界が実際の現場にはあると言います。

高校では家具作りとかを手刻みでやりましたが、実際にこの世界に入ってみて、まずプレカットで建て方やってみたりとか、外壁の重いもの貼ってみたりとか、初めて経験することが多いんです。
仕事がきつかったり、親方も人それぞれだったりする。入ってみてそこで合う、合わないは仕方ないと思いますが、とにかくやり続ければ、できることも増えて、楽しくできると思うし、やりがいも感じられます。
⑥水島さんの一日

現場は自宅から1時間以内が多く、直行直帰。兄と二人暮らしのアパートに帰ります。平日の夜は、最近は家でゲームをやったり、以前はバスケをしていました。休日は実家のリフォームなどをしています。



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岡庭建設ホームページ https://www.okaniwa.jp/