大工の仕事とは?
木造の新築工事の現場の場合
躯体(くたい)工事
大工は、基礎の上に土台、柱(はしら)、梁(はり)、床などの構造材を組み立て、棟上(むねあ)げをします。これを「建方(たてかた)」や「建前(たてまえ)」といいます。構造材は、ただの角材ではなく、現場で組み立てやすいように、あらかじめ接合部が加工されています。
そうした木材の加工も大工の仕事でしたが、現在は工場での機械加工(プレカット)が主流となっています。大工が自分の手と道具を使い木材を加工することを「手刻み(てきざみ)」などといいます。



下地工事・断熱工事
上棟したあとは、屋根・壁・床の下地、断熱材を施工します。(断熱材や外装材は、大工が施工する場合とそうでない場合があり、会社によって異なります。)
木造住宅の場合は、このほかにサッシの取付けなども大工が行います。

建方は人手が必要ですが、それ以降は、戸建て住宅の場合で1~2人で現場に入ります。
電気屋さんなど、他職種の職人さんと一緒に現場で作業する場合もあるため、お互いスムーズに仕事ができるように作業手順の確認・調整も必要になります。
仕上げ工事
屋外では軒天、庇の取付けなど、屋内では階段、手すり、巾木(はばき)、フローリング、玄関框(かまち)など仕上げ工事を行います。造り付けの収納棚や家具を造ることもあります。


その他にも・・・
新築だけでなく、古くなって傷んだ箇所を直したり、将来使いやすいように更新したり、被災地での木造応急仮設住宅を建設するなど、大工の仕事は日々私たちの生活を支えています。



そのほかにも、家や社寺だけでなく、コンビニ、スーパー、保育園、高齢者施設、庁舎、学校、体育館など、木造で建てられる施設が増えていて、大工の活躍の場は広がっています。
また、建方後の大工工事やマンションの内装工事を請け負う技能者もいて、「造作(ぞうさく)大工(内装大工)」と呼ばれたりします。


大工さんに話を聞いてみよう!
- Q.住宅と施設とで、大工の仕事はどんなところが違うと思いますか?
- A.住宅は特定のお客さん、そこに住む家族がいるというのが一番の特徴だと思っています。お客さんがどんな風に住むことを願っているのかといったことまで想像しながら家を造っています。
施設は携わる方のケタが違う。そこに住む方や、出入りする方が大勢いるだろうし、規模が大きい分、造り手の職人も増える。皆が同じ方向を向いて仕事をするために、全体の意識の共有みたいなものがすごく大事だなと思います。
大工の活躍の場が広がる一方、大工不足には歯止めがかかっていません。
今後、貴重な人材を獲得するために高賃金・好待遇の会社が増えてくるかもしれません!
大工になるとどんなことができるようになる?
人が何十年と暮らす家づくりの現場に携わることができる!
責任感、達成感、やりがい溢れる仕事です!
先の先まで考える力が身に付く!
「段取り8割」という言葉があるくらい、準備や手順を考えることが大切です!
建物に使われる材料の知識、道具の使い方、建物の構造などの幅広い知識が身に付く!
そうした知識・経験を活かして、実家のリフォームなども自分でできる!
